さいたま市に住む82歳の女性が、次男を装う男らに現金あわせて1700万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあったことが分かりました。

 浦和西警察署によりますと、被害にあったのはさいたま市桜区に住む82歳の女性で、7月9日午後、自宅に医者を名乗る男から「息子さんの喉に腫瘍ができています」と電話がありました。

 直後には、次男を名乗る男から「病院で財布と携帯電話をなくしてしまった」「決算のお金の準備ができない」「午後4時までに準備ができないと会社をクビになってしまう」などという電話がありました。

 女性は次男の声が違うことに気づきましたが、腫瘍の影響と思いこみ、同じ日に自宅を訪ねてきた男に現金あわせて1700万円を手渡しました。

 女性は1人暮らしで、次男の入院を病院に確認したところ、事実でなかったため、実際の次男に電話をかけて、被害に気づいたということです。

 警察は電話で「お金が必要」と言われたら詐欺を疑い、家族や知人などに相談するよう呼びかけています。

 

出典:Yahoo!ニュース(2022/8/17 テレ玉)https://news.yahoo.co.jp/articles/36eb1d5bc655a334734cd588f8899cd761b9729a