特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、兵庫県尼崎市が被害に遭いそうな人をAI(人工知能)で検知するセンサーを開発しました。

 尼崎市と民間企業と大学が共同で開発したAI搭載のセンサーは、電話を受けた人が詐欺にだまされそうな心理状態を検知します。

 これまでの研究で、詐欺の被害に遭いやすい人は電話中、心拍数が増えたり呼吸が早くなったりする傾向があり、一定の数値を超えると電話の近くに置いたセンサーが事前に登録した家族に知らせる仕組みです。全国的に増加している特殊詐欺の被害に歯止めをかけようと開発されました。

 詐欺の電話の約7割は固定電話にかかってくることから、今後、市内の高齢者の家にセンサーを設置して検証を続け、2024年度の実用化を目指すということです。

 

出典:Yahoo!(2023/4/17 読売テレビ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a87bd349d8845dae0ceb0da74d0a16ce169809d