秋田県で特殊詐欺の被害が相次いでいる。由利本荘市に住む男性が投資名目で現金1200万円を、湯沢市の女性は当選金の受け取り費用の名目で電子マネーの利用権188万円分をだまし取られた。
由利本荘市に住む60代の男性は、2023年11月、SNSで知り合った相手から「指示通りやればマイナスにはならないので安心して」などとうその投資話を持ちかけられた。
男性は投資名目で15回にわたり、指定口座に現金計1200万円を振り込み、だまし取られた。男性が相手に「増やした金を引き出したい」と伝えたところ、手数料として現金500万円を要求されたことから、不審に思い警察に相談して発覚した。
一方、湯沢市に住む60代の女性は、2月15日にスマートフォンに「口座初回登録で3億円を無料送金する」とうたうメッセージが届きアクセスしたところ、相手から当選金を受け取るための費用を電子マネーで支払うよう指示された。
女性は市内のほか、横手市、大仙市、由利本荘市のコンビニエンスストアやレンタルビデオ店で複数回にわたり、電子マネー約188万円分を購入し、相手に番号を伝えてだまし取られた。コンビニから警察に情報が寄せられ、被害が明らかになった。
警察は、投資名目や当選金の受け取り費用として現金・電子マネーを要求するのは詐欺の手口だとして、勧誘・要求されても一人で判断せず、相談するよう呼びかけている。
秋田県警によると、2023年に県内で確認された特殊詐欺の被害件数は88件で、被害額は5億399万円と過去最悪となった。
出典:Yahoo!(2024/02/21 秋田テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9666884e80f7d9622db27948a367345e11b68c1f