静岡県長泉町の無職女性(79)が17日までに、犯罪防止センター職員を名乗る女らに現金約5千万円をだまし取られたと裾野署に届けた。同署によると、県内で今年発覚した特殊詐欺事件の被害額としては最も多額という。
同署によると、昨年5月下旬、女性宅に同センター職員を名乗る女らから「会員名簿にあなたの名前がある。代わりに私が会員になった」と電話があり、その後も架空の組織の関係者を名乗る男らから「勝手に情報を変更するのは犯罪」「1千万円用意しなければいけない」と続けて電話があった。女性は10月下旬ごろまでの間に4回にわたり、自宅を訪れた関係者を名乗る男に現金を手渡したり、指定された口座に振り込んだりして、計約5千万円をだまし取られた。
女性が親戚に相談し、被害に気付いたという。
出典:静岡新聞SBS(2020/2/18)
https://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/738087.html