70代の一人暮らしの女性が、金融機関の職員や警察官を名乗る男らからの電話をきっかけにキャッシュカード2枚をだまし取られる被害にあいました。女性の口座からは、現金12万円も引き出されていました。

 7月3日昼ごろ、北海道札幌市手稲区の一人暮らしの70代の女性のもとに、実在する銀行の職員「コンドウ」を名乗る男から「亡くなったお父さんの口座から勝手にお金が引き出されている」と電話がありました。

 その直後、手稲警察署の防犯係を名乗る男から「キャッシュカードを止めなければならない」などと電話があり、午後4時ごろには金融機関の職員を名乗る男から、「キャッシュカードに指紋登録して悪用されない手続きをします」などと電話が相次いでありました。

 女性は最後の電話の直後に訪れた金融機関職員を名乗る男に、キャッシュカード2枚と暗証番号を書いた紙を手渡しだまし取られました。

 夜、女性は一連のやりとりなどを不審に感じ警察へ通報しましたが、すでに口座からは12万円が引き出されていたということです。

 警察は詐欺事件として捜査していて、金融機関職員や警察官などを装って「キャッシュカードを取りに行く」という電話はオレオレ詐欺であるので注意してほしいとしています。

出典:Yahooニュース(2020/7/5)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a50ba989f4183f8a9220100fd195b1259a9050fa