架空発注で勤務先から約3400万円分のテレビドアホン計730台をだまし取ったとして、三重県警四日市南署は16日、詐欺の疑いで、三重県四日市市小古曽、無職品川明範容疑者(39)を逮捕した。
逮捕容疑では、パナソニックリビング中部(名古屋市中村区)の四日市支店に勤務していた昨年9月2日~10月24日ごろ、業務委託している物流会社の津市の倉庫で、担当先の住宅メーカーからテレビドアホンの注文を受けたと装って発注の申請をし、計730台(約3400万円相当)をだまし取ったとされる。署によると、容疑を認めている。テレビドアホンは売却して換金していたとみられる。
パナソニックリビング中部によると、他に被害があるとみられ、被害額は2017年2月~19年10月に計2億4千万円に上るという。同社の内部調査で発覚し、品川容疑者は19年12月に懲戒解雇された。広報担当者は「あってはならないことが起きた。社として再発防止に努め、警察の捜査に引き続き協力していく」と話している。
出典:中日新聞(2020/7/16)
https://www.chunichi.co.jp/article/90126
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