13日、市役所職員などを名乗る男らから、スマートフォンに「介護保険料を返します」などと電話があり、北海道の60代の女性が、およそ100万円をだまし取られました。
 被害に遭ったのは、北海道の留萌地方に住む60代の女性です。
 警察によりますと、13日午後2時ころ、女性のスマートフォンに留萌市役所の職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料を返します。銀行に行って手続きをしてください」と言われました。
 女性は金融機関のATMへ行き、男から指示された電話番号に電話をかけ、電話に出た金融機関の職員を名乗る男の指示通りにATMを操作したところ、およそ100万円が他人の口座へ振り込まれ、だまし取られました。
 犯行は最初の着信があってから、およそ1時間で行われたということです。
 また、最初にかかってきた電話は、相手の番号がわからない「非通知設定」でした。
 道内では、今月、「還付金がある」などと言って、ATMで現金を振り込ませる詐欺の被害が相次いでいます。
 道警は、年金支給日の今月15日に合わせて、特殊詐欺の電話がさらに増える可能性があるとして、注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/4/14 HBC北海道放送