今年3月、実在の金融会社「NTTファイナンス」などを名乗る男から、広島市内の60代の女性が、現金455万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。警察では注意を呼びかけています。
佐伯警察署によりますと、今年3月3日広島市佐伯区に住む60代の女性の携帯電話に「未納に関する連絡です」などの内容が書かれたショートメールが届きました。女性がメールの連絡先に電話をかけると、NTTファイナンスの「ミカミ」と名乗る男から「携帯電話がインターネットウイルスに感染している」などと言われ、その後、情報管理職員団体の「オイカワ」と名乗る男から「お金を振り込んでほしい」という電話がありました。
さらに、翌日にも「オイカワ」と名乗る男から電話があり、「あなたの電話がウイルスに感染したことで3人に迷惑をかけ、損害額を請求されている。サイバー保険に入れば損害額を補償できる」などと言われたため、この女性は、6回に渡り、指定された口座に現金合わせて455万円を振り込んだということです。
4月14日に、女性から「詐欺にあっているかもしれない」と佐伯警察署に相談があり、事件が発覚しました。
警察は、「特殊詐欺事件では実在する業者を装って金銭を要求する場合もある」として注意を呼び掛けています。
出典:Yahooニュース(2021/4/26 TSSテレビ新広島)https://news.yahoo.co.jp/articles/7ecc3a14debc871b3fb0cd67224bd77b25617744