札幌市厚別区に住む80代の女性から、キャッシュカードをだまし取って、ATMから現金108万円を引き出した疑いで、特殊詐欺グループの男2人が逮捕されました。
逮捕されたのは、札幌市手稲区の無職、木村正志(きむら・まさし)容疑者22歳と、自称・札幌市豊平区の会社員、川上珠莉(かわかみ・じゅうり)容疑者20歳です。
2人は去年11月、別の20代の男などと共謀し、札幌市厚別区に住む80歳の女性に、警察官と偽って「口座から現金が引き出されている。キャッシュカードを止める必要がある。警察官が家に行きます」などと電話して、キャッシュカード2枚をだまし取った上、ATMから現金108万円を引き出した窃盗の疑いが持たれています。
警察は2人の認否を明らかにしていませんが、特殊詐欺グループの中では、20代の男がキャッシュカードを受け取る「受け子」や現金を引き出す「出し子」の役割で、木村容疑者は現金を回収する役、川上容疑者はグループの「リクルート役」だったとみられています。
「受け子」と「出し子」役の20代の男は、これまでに別の特殊詐欺事件でも逮捕されていて、警察は木村容疑者と川上容疑者がこれらの事件にも関わっていたとみて、余罪について調べを進めています。
出典:Yahooニュース(2021/5/21 HBC北海道放送)https://news.yahoo.co.jp/articles/78539ed3581b28f1f340db7ac2b71372110d4407