大阪府八尾市で、80代の女性が、電話で「あなたが老人介護施設の入居権利を不正に譲渡したことが明るみになった」などとうそを言われ、現金約4000万円をだまし取られました。

 2021年2月中旬ごろ、八尾市内に住む80代の女性宅に介護施設の関係者を名乗る男から「八尾市内に新しい老人介護施設を建設する予定になっている」、「大阪市内の人で申し込みをしたいと言っている人がいるので代わりに申し込んでくれないか」などと複数回電話がありました。

 女性が電話で承諾すると、その後、4月までの間、大阪府警の警察官や弁護士を名乗る男ら3人から「あなたが入居権利を不正に譲渡したことが明るみになりました」、「解約金を持ってくるように」などと相次いで連絡を受け、女性は約4000万円の現金を手渡しや宅配便で複数回にわけて男らにだまし取られたということです。

 金を渡したあと、男らからの電話が一切なくなったことから、不審に思った女性が行政機関に相談し被害が発覚しました。

 近年、うその名義貸しトラブルをめぐり、高額の現金をだまし取られる被害が相次いでいて警察が注意を呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/5/24 ABCニュース)https://news.yahoo.co.jp/articles/8aa24892e86d73d49f006fc43744d903fcb0a476