今年1~4月に県内で発生した窃盗や強盗などの刑法犯の認知件数は9449件で、前年同期に比べて1981件(17・3%)減少したことが、兵庫県警のまとめで分かった。ひったくりや自転車盗などの街頭犯罪が減少した一方、架空請求詐欺は約3倍に増加した。
県警刑事企画課によると、車上狙いは266件で前年同期比54・4%減、自転車盗は1609件で同17%減少した。侵入盗は483件で、同28・7%減った。新型コロナの影響で、外出を控える人が増えたためとみられる。
特殊詐欺は同25・5%減の245件だった。ただ手口別でみると、メールやはがきなどで有料サイトの未払い金の名目で支払いを要求する架空請求詐欺が101件と、前年同期の35件から大幅に増加した。
生活安全企画課によると架空請求の中でも特に、パソコンやスマホの画面に「ウイルスに感染しました」と警告が表れ、偽のサポート窓口に電話をすると支払いを要求される手口が目立つという。
同課の担当者は「びっくりするような画面が出ても慌てず、表示された番号には電話しないでほしい。また、『コンビニで電子マネーを購入して支払ってほしい』は詐欺」と呼びかける。(遠藤美波)
出典:Yahooニュース(2021/5/30 朝日新聞デジタル)https://news.yahoo.co.jp/articles/5559deb1feb4d12faebcace266274b186bb5191a