介護保険や年金の還付金があるなどと嘘の電話を受けて、現金をだまし取られる特殊詐欺が、長崎県内で相次いでいます。

 佐世保市では、60代の女性が約50万円をだまし取られました。

 警察によりますと、詐欺の被害に遭ったのは佐世保市のアルバイトの60代女性です。女性の自宅に6月19日、「佐世保市役所の職員」を名乗る男から「市役所からの還付金があります。銀行から連絡があるので指示に従ってください」などいう嘘の電話がありました。

 その後、「銀行員のハヤシ」を名乗る男から「手続きをするので、近くのATMに行ってください」という電話が相次いで入りました。女性は男から電話で指示されるままATMを操作し、男が指定する口座に現金 約50万円を振り込んだということです。

 操作の後で、女性が預金残高が減っていることに気付き、親族に相談したことで被害が発覚しました。

 長崎県警によりますと、長崎県内では 2021年1月から5月までに、2020年の同じ時期と比べて 7件多い、19件の特殊詐欺の被害が確認されていて、被害額は 4100万円に上っています。

 警察は「還付金があるからATMで手続きを」という誘い話は詐欺であるとして、電話でお金の話をされたら、必ず家族や警察に相談してほしいと呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/6/22 KTNテレビ長崎)
https://news.yahoo.co.jp/articles/adacf1f0997f97601666125dc9cb9157dd3fc8f1