携帯電話で話をしながら来店した80代の女性に振り込み操作をしないよう説得し特殊詐欺の被害を防いだとして警察が堺市の銀行の支店に感謝状を贈りました。
警察によると、今年6月携帯電話会社をかたる男から堺市に住む80代の女性に「携帯料金が未納です。至急46万8000円を振り込んでください。振り込みがなければ、東京で訴訟を起こされますので、東京まで行ってもらうことになります。」という内容のメールが届きました。
女性は驚いてすぐキャッシュカードを持ち、指定された「関西みらい銀行初芝支店」に向かいました。
支店のお客様サービス課長 森実恭代さんは、電話をかけながら来店した女性を見て、すぐに詐欺被害を疑い、振り込みを行わないようにメモなどを使って説得しました。女性はすぐには説得に応じませんでしたが、森実さんが粘り強く対応したことで次第に冷静さを取り戻し、振り込みを行なわなかったということです。
大阪府黒山警察署は特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、関西みらい銀行初芝支店に感謝状を贈りました。
感謝状の贈呈式で、森実さんは「次の日におばあさんがお礼に来てくださって、本当によかった」と話しました。
満田健一支店長によると、関西みらい銀行初芝支店では日頃から、特殊詐欺に関する研修を行ったり、警察と連携をとったりしているということです。
黒山警察署の桑原裕司署長は、「お金に関する電話や呼びかけはすべて詐欺だと思っていただいて、警察に通報してほしい」と注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/7/21 関西テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/ec4a8d94e69c41c529f4e1b0b603373caf47ea6c