神奈川県警南署は26日、横浜市南区で特殊詐欺の被害が相次ぎ、高齢女性2人がキャッシュカードをだまし取られるなどしたと発表した。
同署によると、19日午後0時ごろ、区内に住む90代の無職女性方に孫の名前をかたる男から「知り合いが今からそちらに行く。持っているキャッシュカードを渡してほしい」などと噓の電話があった。約3時間後、女性は自宅前の路上に現れた20~30歳ぐらいのTシャツを来た男にキャッシュカード4枚を手渡し、だまし取られたうえ、口座から現金計255万円を引き出されたという。
21日午後3時20分ごろには、区内に住む別の90代の無職女性方に男から「会社で部長をしています。大事な書類が入った荷物をなくしてしまいました。300万円用意できませんか」などと噓の電話があり、同日、女性は自宅に現れた部長の息子を名乗る男ら2人に現金300万円を手渡し、だまし取られた。女性2人はいずれも1人暮らしで、事件を知った親族から指摘を受けるまで自身が被害に遭っていることに気付いていなかった。
出典:産経新聞(2021/7/26)
https://www.sankei.com/article/20210726-5UE34P3MBFI4LA2AZW7ZEXC32E/