特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県の草加署は3日、ローソンストア100草加住吉店アルバイト店員の中島拓斗さん(21)と星野佑太さん(22)、ファミリーマート獨協大学前駅東口店アルバイト店員の島野翔太さん(17)に感謝状を贈呈した。
中島さんと星野さんは3月7日、来店した70代男性から約7万円の電子マネーの購入依頼を受けた際に特殊詐欺を疑い、使い道を尋ねるなどした上で警察に相談するよう促した。星野さんは「掲示物を見て似たような事例を知っていたので、詐欺だと分かった。男性に使い道を聞くなど行動に移せたことが良かった」。中島さんは「一人のお客さまを助けることができて良かった。これからもこうしたことを積み重ねていきたい」と話していた。
島野さんは6月18日、来店した70代男性に情報通信端末の操作方法を聞かれた際、男性が「今日中に30万円払わないと訴えられる」などと話したことから詐欺を疑い、警察に通報した。島野さんの勤務する店舗では昨年12月にも架空請求詐欺を未然に防いでおり、「当時、店長が対応する様子を見ていた。特別なことをしたという感じではないが、被害を防ぐことができて良かった」と話していた。
同署の大村正幸署長は「若い店員の方が特殊詐欺の手口を知って、勇気を出して声を掛けてくれたことはとてもありがたく心強い」と話していた。
出典:Yahooニュース(2021/8/10 埼玉新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/a62b8736176241a1c106b87ab61ef0b3f12a0840