福島県では24日、2件のなりすまし詐欺被害が確認された。
1件目の被害者はいわき市に住む80代の男性で、いわき中央警察署によると、24日午前10時頃、孫を名乗る男から「大事な書類を間違って送ってしまった。郵便局に保管されていて、取り返すのにお金が必要だ」などと電話があった。話を信じた80代男性は近所の金融機関で現金を引き出し、自宅を訪れた孫の上司の甥を名乗る男に現金550万円を手渡してしまったということ。不審に思った80代の男性が孫本人に電話で確認し、被害が発覚した。
2件目の被害者は喜多方市に住む68歳に女性で、24日午後4時25分頃、市役所職員のタカハシを名乗る男から「介護保険の還付金がある」と電話があった。その後、コールセンターのアンザイを名乗る男から「令和2年度の還付金がある。近所のATMに行くように。」と電話があり、話を信じた女性はアンザイの指示に従いATMを操作し、合計約40万円を振り込んでしまったという。
警察では、現金を振り込む前に家族や警察に相談すること、市の職員や銀行員がATM機から振り込むを指示することはないことなど、なりすまし詐欺の被害防止を呼び掛けている。
出典:Yahooニュース(2021/8/24 福島テレビ)https://news.yahoo.co.jp/articles/856db8134ec7d1ab723aa4cd0a275e3066ac6e0f