介護保険料の還付をかたった特殊詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県の対馬北署は6日、対馬市峰町の峯郵便局の永留正成局長(59)と局員の御手洗祐一郎さん(25)の2人に署長感謝状を贈呈した。
同局などによると、8月5日午後4時すぎ、60代女性が携帯電話で通話しながら同局の現金自動預払機(ATM)を操作しているのに、永留局長と御手洗さんが防犯カメラを通して気付いた。御手洗さんが詐欺を疑い声を掛けたところ、女性は「市役所からなので大丈夫です」と応えた。
その後も女性はATM操作を続け、最終的に約50万円を送金しようとしたため、永留局長と御手洗さんで連携して操作を中止させ、近くの警察官駐在所に通報した。女性には市役所職員を名乗る男の声で、介護保険料の還付金があるため、近くのATMに行くよう指示する電話があったという。
松下慶一署長から感謝状を受けた永留局長は「特殊詐欺はいつどこであってもおかしくない。今後もどういった方が来局されるか注視したい」。御手洗さんは「今後も気軽に安心して利用しやすい郵便局を目指したい」と話した。
出典:Yahooニュース(2021/9/7 長崎新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bcc49a9a2004f5bea750536d87eba9329155270