福島県内で還付金名目のなりすまし詐欺被害が相次いでいる。

 郡山市の60代女性は 13日、市役所職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがあります。コロナで対面して返還が出来ないので金融機関のATMで手続きをします」などと電話があった。その後も「年金の払い戻しの手続きに入る」などと電話があったことから、話を信じた女性は金融機関に行き、犯人に指示されるままATMを操作した。16日に女性が口座残高を確認したところ、約180万円をだまし取られたことが発覚した。

 また15日には、いわき市の60代女性の元に市役所職員を名乗る男から「介護保険の還付金が受け取れます。振り込むための口座はありますか。」などと電話があり、話を信じた女性がATMで現金約50万円を振り込む詐欺被害があった。

 福島県警察本部によると、10月10日から16日の一週間で3件の還付金詐欺被害を確認し、被害額の合計は約310万円に上る。また9月末時点で還付金詐欺被害の件数は17件と前年同時期と比べて11件増加していて、福島県警察本部ではATMで還付金手続きの操作自体が出来ず、自治体・税務署・年金事務所の職員などを名乗った場合は折り返し電話して確認するよう呼び掛けている。

出典:Yahooニュース(2021/10/18 福島テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b16bce19beff5dd5875e6e01477beb6ee082a83a