北海道旭川市の女性が「オンラインカジノ」への掛け金などを無料通信アプリのLINEで振り込むよう指示され、35万円をだまし取られる被害に遭いました。

 警察によりますと、旭川市の20代の女性は、今月22日、SNSのインスタグラムで女を名乗る者と知り合い、LINEのアカウントを交換しました。

 その後、26日に、女を名乗る者から、「オンラインカジノで、ポイントを買うと、そのサイト上でプレイができて金が稼げる」「私が言った通りに賭けていけば絶対に収益を上げることができる」などのメッセージが届きました。
メッセージには、何回目にいくらを賭けるといった具体的な指示があり、女性は指示にしたがって、近くの銀行のATMから指定された口座に5万円を振り込み、5万ポイントを得てオンラインカジノでプレイしたということです。

 ここで女性が約290万ポイント(約290万円相当)を獲得すると、翌日27日、女を名乗る者から「現金にして引き出すための方法を知らせる管理者のLINEなので、連絡してほしい」と新たなLINEアカウントが送られてきました。
女性は、送られてきたアカウントのオンラインカジノ「エース管理」の職員を名乗る男から「オンラインサイト上の勝金引き出し費用として30万円が必要」「30万円の振り込みを確認したら、あなたの口座に現金を振り込む」というメッセージがあり、女性は指定された口座に30万円を振り込み、だまし取られたということです。

 女性は自分の口座に現金が振り込まれないことから不審に思い、28日に警察に相談して、被害が発覚しました。

 警察は、メッセージの日本語に、不正確な表現があることや、振込先がアジア系の個人名であったことから、外国人による犯行の可能性もあると見て調べています。

出典:Yahooニュース(2021/10/29 HBC北海道放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4dc8d814c8968dc57f9ee8a7e9b9d7d605f82e14