道内で自治体の職員などを名乗り「還付金がある」などと言って、現金をだまし取る特殊詐欺の被害が相次いでいます。道警は、12日に出した「特殊詐欺警報」の期間を急きょ延長しました。

 道警によりますと、今月、自治体の職員などを名乗り「介護保険料の還付金があります。ATMを操作して還付金が受け取れます」などという電話で現金をだまし取る詐欺事件が15件発生し、およそ920万円の被害が出ています。
犯行が未遂に終わった予兆電話の数も含めると、件数は70件に上ります。

 道警が警報を出した後の、今月12日から24日までの間にも、新たに5件の還付金詐欺の被害が発生したため、道警は警報期間を今月26日から来月9日まで2週間延長することを決めました。

 還付金詐欺の被害者の多くは、65歳から69歳までの高齢者だということです。

 今年1月から10月までに発生した特殊詐欺の件数は107件で、被害額はおよそ2億2000万円にのぼります。そのうち28件が還付金詐欺で、被害額はおよそ2800万円です。

 道警は「ATMを操作して還付金が受け取れますというのは詐欺」「携帯電話で通話しながらATMを操作している高齢者を見かけた際は声かけを」と呼びかけています。

11月26日(金)午前6時30分配信

出典:Yahooニュース(2021/11/26 HBCニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8066af84cc08b0eac2e306fa12aca0e94b74366