介護保険料の還付金が受け取れるとうそを言い、高齢者ら103人から現金1億円超をだまし取ったとして、大阪府警四條畷署は15日、無職の藤田一史容疑者(28)=住所不定=を電子計算機使用詐欺や窃盗などの疑いで逮捕、送検したと発表した。藤田容疑者は特殊詐欺グループの「出し子」とされ、ATM(現金自動受払機)を使った出金回数は約7カ月間で233回に及んだという。
四條畷署によると、藤田容疑者はグループの他のメンバーと共謀。2020年12月~21年7月、自治体の職員などを装って「ATMを操作すれば介護保険料の還付を受けられる」とうそをつき、20都府県の高齢者らに現金を振り込ませ、だまし取るなどした疑いが持たれている。府警は認否を明らかにしていない。
藤田容疑者は首都圏を中心に80カ所のATMを回り、次々と口座から現金を引き出していたとされる。周辺の防犯カメラ映像などから関与が浮上したという。【木島諒子】
出典:Yahooニュース(2021/12/15 毎日新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c23769d3e97df4151a44cd751dd31b46893c12d8