病院職員などを装って、女性(60代)からキャッシュカードをだまし取ろうとした疑いで、中国籍の34歳の男が逮捕されました。女性の隣人が、漏れ聞こえてきた話の内容から詐欺と見破り被害を防ぎました。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、中国籍で、大阪市浪速区に住むアルバイト・崔恒衛容疑者(34)です。崔容疑者は8日、仲間と共謀して、病院職員や警察官を装って四条畷市内に住む60代の女性に電話。「金融機関職員が脅されて250件の口座を作った。その中にあなたの口座があった」などとうそを言って、キャッシュカードが悪用されていると誤信させ、カードをだまし取ろうとした疑いがもたれています。崔容疑者は「カードの受け取り役」とみられ、うその電話があった時間帯にJR四条畷駅近くで白の手袋を着用し、黒のスーツ姿の崔容疑者を、警戒中の捜査員が発見。崔容疑者を追跡すると、被害女性(60代)の自宅に一旦向かったあと、駅に戻る途中に、封筒数十通を破ってごみ箱に捨てたため、容疑者として浮上しました。被害女性(60代)は、自宅のキッチンで詐欺グループと電話をしていましたが、隣の住宅に住む女性が、外に漏れ聞こえてきた声を偶然聞いて、詐欺と疑い、被害女性(60代)に「詐欺の電話やで」と伝え、電話を切らせました。詐欺を見破った隣人の女性は「カードをだまし取られる詐欺被害を報道でよく見ていたので、詐欺と思って止めに入った」と話しているということです。
出典:Yahooニュース(2020/6/9)
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa97a31d9db93bb2644ac975e2e2098adf7d0197