一関市内の80代女性が株取引に関する話を持ち掛けられ、現金3600万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生した。
一関署によると、昨年10月ごろ、女性宅に金融機関職員をかたる男から「あなたの名義で新聞社の株を買った」と電話があった。その後、新聞社社員や査察団体の職員を名乗る男から電話があり「新聞社に査察が入り、購入した株を買い戻す必要がある」「支払った金は後で戻ってくる」などと言われた。
女性は男の話を信じ、昨年10~12月に計6回、電話で指示された自宅近くのスーパーの駐車場で受け取り役の男に現金計3600万円を渡した。女性は5月ごろに男と連絡が取れなくなって詐欺に気付き、同署に被害届を出した。
出典:岩手日報(2020/7/11)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/7/11/81291