3月13日、名古屋市昭和区の80代の男性の自宅に、松坂屋の店員を名乗る男から「あなたのクレジットカードで高額な買い物をしている人がいます。東海財務局に電話して下さい」と電話がありました。
男性が、伝えられた電話番号に連絡すると、財務局の職員だという男からキャッシュカードを封筒に入れて管理するよう言われ、やりとりの中で暗証番号を伝えてしまったということです。
その後、男性の自宅に、警察官を名乗る男が訪れ、キャッシュカード3枚を入れた封筒をその場を離れた隙に、別の封筒とすり替えられて盗まれてしまったということです。
後日、金融機関から連絡を受けたことで男性は詐欺に気づきましたが、約200万円が引き出されたあとだったということです。
松坂屋名古屋店には、24日までで200件を超える不審な電話についての問い合わせがあるということで、店の担当者は「当店からカード類の暗証番号を聞き出すような電話をすることは一切ありません。電話があれば、警察に相談してください。警戒をお願いします」と話していました。

出典:NHK NEWS WEB(2021/3/30)
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20210330/3000015927.html