新型コロナウイルスのワクチン接種にまつわる架空請求の電話が北海道内で確認され、警察が注意を呼び掛けています。

 5月11日午後5時30分ごろ、後志地方に住む40代の男性のもとに「コロナワクチンの上位者がいる家庭に電話しています。国から補助金が出ます。指定の口座にお金を振り込むとワクチンを接種することができます」などと男から電話がありました。

 男は自らの名前や所属を口にしていた模様でしたが、男の声が小さかったことや車の走行音などで男性は聞き取れず、不審に感じたため”必要ない”などと断ったところ、電話はすぐに切れたということです。

 同日午後6時ごろに男性が警察へ通報したことで事件が発覚しました。

 警察によりますと男は電話のやりとりの冒頭で、既に死亡した男性の家族の名前を出して”ワクチン”の話題を持ち出していることから、電話帳などを使用し高齢者をターゲットに電話をかけていた可能性があるということです。

 北海道警が確認した新型コロナウイルスワクチンに関わる「架空請求」とみられる電話は今回が初めてで、「全国的に新型コロナウイルスに関連する特殊詐欺事件が発生するおそれがある」として注意を呼び掛けています。

出典:Yahooニュース(2021/5/12 北海道ニュースUHB)https://news.yahoo.co.jp/articles/5653e72e1050708164380c7ad90d78749c550ba1