特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、栃木県警今市署は栃木銀行鬼怒川支店(日光市鬼怒川温泉大原)の安斎輝彦支店長代理(41)と行員の小林真由美さん(51)に感謝状を贈った。窓口でのやりとりから詐欺の可能性を感じ取った2人が警察に通報、被害防止につなげた。
同署によると、小林さんは4月9日午前11時10分ごろ、60代女性から窓口で約30万円の払い出しを求められた。女性は「携帯電話料金の支払いがあって」と話したが、高額だったため小林さんが詳しく内容を聞くと、身に覚えのないアプリの料金を請求されていると説明した。女性は電話で指示を受けながら来店しており、安斎支店長代理が代わりに電話に出たところ、内容が不審だったため、警察に通報。その後、詐欺と判明した。
感謝状を受け取った小林さんは「お客様との会話があったからこそ防げた。大切な財産を守れたことがなによりうれしい」と笑顔。吉田学署長は「的確な対応が特殊詐欺防止につながり感謝している」と話した。【渡辺佳奈子】
出典:Yahooニュース(2021/5/18 毎日新聞)https://news.yahoo.co.jp/articles/d3c9368976fdbc02dc370d5debceffb6cf81c534