タクシーの乗客のオレオレ詐欺の被害を未然に防いだとして、運転手の男性が警視庁から感謝状を贈呈されました。

 警視庁から感謝状を贈呈されたのは、京王自動車のタクシー運転手・飯島博則さん(63)です。飯島さんは先月21日、乗客の高齢の男性が携帯電話で「息子が書類と携帯なくした。銀行にお金を振り込みに行く」などと娘と会話をしているのを聞き、指定された銀行で男性を降ろした後、すぐに交番の警察官に知らせて銀行に向かい、詐欺の被害を未然に防ぎました。

 「『何度もあいつと電話しているから間違いないんだよ、合ってるよ』と繰り返しておられて、金額もかなりの額をおっしゃっていて。これはおかしいなと感じました。無事、そのお客様を振り込みの前に確保できたので大変うれしく思っています」(京王自動車 多摩南 タクシー運転手 飯島博則さん)

 警視庁多摩中央署は管内で稼働するタクシー会社5社と特殊詐欺を根絶するための協力・連携を図る協定を結んでいて、島田寿一署長は「これからも金融機関やコンビニなどと連携し、被害を減らしていきたい」としています。(04日18:00)

出典:Yahooニュース(2021/6/4 TBS系(JNN))https://news.yahoo.co.jp/articles/6960829064b23c2df8cc30cacf60ddd61f4004e4