高齢者の特殊詐欺被害を防ごうと、名古屋中ロータリークラブが対策用の電話機を寄贈し、贈呈式が名古屋市の中警察署で行われました。

 名古屋中ロータリークラブでは、50年ほど前から定期的に防犯対策グッズなどを寄贈しています。

 29日の贈呈式では、自動で通話を録音する「特殊詐欺対策電話機」11台を中区防犯連合協議会に贈りました。

 「特殊詐欺対策電話機」は、電話をかけてきた相手に「この電話は録音されています」などと音声が流れるほか、未登録の相手から電話がかかってくると赤色に点滅するため高齢者らに注意を呼びかけることができます。

 「特殊詐欺対策電話機」は口座の残高などを聞き出そうとする詐欺の「前兆電話」がかかってきた高齢者に貸し出す予定です。

 愛知県警によりますと、今年の県内の特殊詐欺認知件数は5月末までに360件、被害総額は約5億1700万円に上っていて、去年の同じ時期と比べて被害額は17パーセントほど増えているということです。

出典:Yahooニュース(2021/6/30 メ〜テレ(名古屋テレビ))https://news.yahoo.co.jp/articles/e42ad42eb44434b5a26ac03fb3d6faa294aeaf52