札幌・手稲警察署は17日、札幌市手稲区に住む60代男性と80代男性が電子マネーをだまし取られる架空請求詐欺事件が発生したと発表しました。

 60代男性は16日、パソコンでアダルトサイトを閲覧中、画面に「あなたのパソコンはウイルスに感染している。こちらに電話ください」と表示されたことから、その番号に電話をかけてしまいました。電話にはソフトウェア開発会社の社員を名乗る男女が出て、「修理費用として近くのコンビニエンスストアで電子マネーを買って裏面のコードを教えてほしい」と言われた男性は指示通りに動き、電子マネー3万5千円分をだまし取られました。

 電子マネー番号を伝えても「コードが違うから新しいものを送れ」

 一方80代男性は16日、パソコンに突然「セキュリティ警告」のメッセージと電話番号が表示されたため、その番号に電話をかけてしまいました。電話にはサポートセンターを名乗る男女が出て、「修理費用として、電子マネーが必要」と言われた男性はコンビニエンスストアで1万8千円分を購入して電子マネー番号を伝えてしまい、だまし取られました。

 さらに「コードが違うから新しいものを送れ」と言われ、男性が再度2万円分のカードを購入しようとしたところ、コンビニの店員が不審に思い声をかけたため、2万円分は未遂に終わりました。

 2人とも同じ日に類似した手口の被害にあっていますが、警察によるとかけた電話番号は違う番号だったということです。

 警察は「警告が出てもすぐに画面を閉じて、表示された番号には電話をしないでほしい」と注意を呼びかけています。

出典:Yahooニュース(2021/8/17 STVニュース北海道)https://news.yahoo.co.jp/articles/9da26e783bd8241ef10df47b1eeed712fd9fc97e