県内でことしの上半期に確認された特殊詐欺の被害12件のうち、1件を除いて被害者が全員65歳以上の女性だったことが警察のまとめでわかりました。
警察は、高齢の女性を中心に還付金などの詐欺にだまされやすい傾向があるとして注意を呼びかけています。
警察のまとめによりますと、ことし1月から6月までの上半期に、県内で確認された特殊詐欺の被害は12件で、被害に遭った人は▼全員が65歳以上の高齢者だったほか▼1件を除いて女性だったということです。また、だまされた手口は、半数にあたる6件で、保険料などの還付手続きを装った嘘の電話をかけてきて現金をだましとるものだったということです。
警察によりますと、還付金詐欺とみられる電話は、上半期に県内であわせて30件確認されたほか、7月に7件、8月には5件、新たに確認されていて、引き続き警戒が必要だということです。
警察は、高齢の女性を中心に還付金などの詐欺にだまされやすい傾向があるとして、▽不審な電話やメールがあった際には家族や知人、警察に相談することや、▽口座番号や暗証番号などの個人情報は他人に教えないことなど注意を呼びかけています。
出典:NHK NEWS WEB(2021/8/22)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/20210822/3050008853.html