中国の大使館職員を名乗る人物からの中国語の録音音声での電話をきっかけに、女性が現金約200万円をだまし取られる詐欺事件があり、警察が捜査しています。
9月6日、北海道札幌市北区に住む50代の女性の携帯電話に、”中国大使館の職員”を装った人物から中国語で「あなたの公的文書が届いている。詳細は9番を押してください」などと録音音声で電話がありました。
女性が指示通り「9」を押したところ”中国の警察”などを装った男から電話で「犯罪者に個人情報を売ったのか。保証金があれば身柄拘束されない」などと告げられました。
信用した女性は、その後男に指定された口座に50万円を入金し、”中国の警察”を名乗る男らに入金完了の連絡をすると「保証金が足りない」などと言われ、その後も50万円ずつ3回、計150万円を口座に振り込んだということです。
同日から翌7日にかけて被害総額は約200万円となり、一連のやりとりを不審に感じた女性が家族に相談し詐欺被害が発覚。9月10日に警察署に被害を届け出ました。
一連のやりとりはすべて中国語で、北海道警北署管内では類似した方法での詐欺被害は確認されていません。
警察はオレオレ詐欺事件として捜査するとともに、「海外の警察や大使館などをかたり『保証金があれば身柄拘束されない』などというのは特殊詐欺。警察に通報してほしい」と注意を呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2021/9/11 北海道ニュースUHB)https://news.yahoo.co.jp/articles/c0c667fbba0e11f61608d60ff2fe845a3d8e48cf