医療費や保険料の還付金があると偽って現金をだまし取る「還付金詐欺」が2021年、富山県内で急増した。県警によると、携帯電話で話しながら現金自動預払機(ATM)を操作させ、現金を振り込ませる手口が横行した。担当者は「知らない相手からの電話を安易に信じ込まないでほしい」と話している。

 県警によると、県内で21年に起きた特殊詐欺全体の被害(暫定値)は11月末時点で45件、総額は計約5437万円に上る。件数は前年同期比で横ばいだが、金額は9571万円減となり、近年で最も少なかった19年に近い水準だ。

 ただ、還付金詐欺に限ると、19年と20年は発生しなかったが、21年は11月末時点で15件と急増。18年以来となる被害の確認で、計約1676万円の被害が出た。行政職員をかたり高齢者宅に電話をかけ「介護保険料の払い戻しがある」「コロナ対策の給付金を支給する」と持ち掛けた上、ATMまで誘導して現金を振り込ませる手口が目立った。

 県警生活安全企画課は12月、ATMに設置するポスターを金融機関やコンビニに配った。「携帯電話 使用禁止」と記し、ルールとして定着させたい考えで、通話しながら操作している利用者を見掛けた場合は積極的に声を掛けることも求めている。

 同課は、だまされないためのポイントについて「かかってきた電話に少しでも不審な点があれば、名乗っていた公的機関に折り返すなどして冷静に対応してほしい」としている。

出典:Yahooニュース(2021/12/31 北日本新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c39fdfdee13d05981b7dfe2fceeada055f2ef20