電子マネーを購入させる特殊詐欺被害を防いだとして、京都府警宇治署は京都府宇治市六地蔵の「ローソン宇治六地蔵店」の織田圭祐店長(40)に感謝状を贈った。

 昨年11月4日昼ごろ、織田店長のレジで70代男性が5万円分の電子マネーカードを買おうとした。携帯電話で通話したままの姿を不審に思って「確認してもいいですか」と声を掛け、交番に電話で相談し被害を免れた。

 同署によると、男性はインターネットを利用中、パソコンに「ウイルスに感染しました」などと偽の表示が現れ、修理費用を要求されていたという。

 前田昭人署長から感謝状を受け取った織田店長は「お客さんへの声掛けの大切さを従業員により周知したい」と話した。

 また、別のコンビニでは12月14日、久御山町の60代女性が架空のインターネット使用料を請求され、電子マネー20万円分を購入。利用に必要なカード記載の番号も犯人に伝えてしまったが、約1時間半後に交番で相談した。同署員が急いで電子マネー運営会社に連絡し、犯人が使う前に残高を凍結でき、女性は返金を受けられる見通しとなったという。

 電子マネー型の特殊詐欺は全国的に多発しており、同署は「電子マネーの購入を勧められるのは詐欺の可能性が高い。警察や周りの人に必ず相談して」としている。

出典:Yahooニュース(2022/1/9 京都新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/febb5878de331df422dfe1d48d8184f70109edf7