架空請求やオレオレ詐欺の被害を防いだとして、信用金庫や郵便局の職員、それにコンビニの店長たち3人に静岡県警富士警察署から感謝状が贈られました。
感謝状を受け取ったのは3人で、このうち富士信用金庫の職員・関夕津子さんは去年12月、現金を引き出しに来た高齢男性に声をかけオレオレ詐欺の被害を防ぎました。
息子が「会社で失敗をして300万円必要」と伝えてきたということですが、電話でしか話しておらず、不審に思ったということです。
富士信用金庫田子浦支店・関夕津子さん 「自分の身近でこのような事件が起きたことにとても驚いている。お客様の大切な資産を守ることができたことに安心していて、うれしく思います」
富士横割郵便局・伊藤努課長代理 「アンテナを高くしていないと新しい手口に気づけない。お客様の(動きに)不審な点がないかを気を付けて見るようにしています」
富士警察署の管内で去年確認された特殊詐欺の被害は9件。被害額は約2300万円で前の年より減少したということです。
井出清市署長は「被害者の言動を見逃さず勇気をもって声をかけて頂いた」と3人に感謝の思いを伝えていました。
一方、県内全体で見ると自宅に保管するいわゆる「タンス預金」の去年の被害は54件、被害額は2億2000万円あまりで前の年から5倍ほどに増加しました。
県警は「家族や親族とコミュニケーションを図り、知らない電話にはでない対策も徹底してほしい」と呼びかけています。
出典:Yahooニュース(2022/1/17 テレビ静岡)
https://news.yahoo.co.jp/articles/26713b39ea96d446ae080ec4f469988cec10ed16