「仮想通貨を運用できる」などと偽のアプリをインストールさせ、1000万円以上をだまし取る特殊詐欺の被害があり、警察が注意を呼びかけています。

被害者は広島県福山市内に住む50代のパート従業員の女性です。

広島県警福山西警察署によりますと、女性はことし9月13日、インスタグラムで年齢・性別等不明の人物からメッセージを受け取りました。この人物からLINEに誘導された後、「一緒に投資をしてみよう」といったメッセージを受け取り、仮想通貨が運用可能とされる偽のアプリの利用をすすめられ、言われるがままにアプリをインストールしたということです。

その後、女性は「アプリ運用資金」として、指定された口座にネットバンキングで現金を振り込んだところ、アプリ内で「利益が出ている」と表示されたことから、追加の運用資金や、利用不可能となった口座の復旧作業に必要な費用などとして、数十万円から100万円の現金を12月12日までに19回にわたって振り込んで、合計1042万6358円をだまし取られたということです。女性は自宅がある福山市内だけでなく、旅行先の福岡市内でも現金を振り込んでいました。

12月12日に女性が家族とともに福山西警察署に相談し、18日に被害届を提出したということです。

警察は女性から現金をだまし取った人物の特定に向け捜査するとともに、こうした特殊詐欺の被害に遭わないよう注意を呼びかけています。

 

出典:Yahoo!(2023/12/19 中国放送)

https://news.yahoo.co.jp/articles/87f3ddfb04c430623412dfca68beb4009e88bdee