コンビニで電子マネーを買わせる架空請求詐欺を水際で防ごうと、新潟県警は20日までに、県警安全安心大使に任命したラグビー日本代表の稲垣啓太選手=新潟市秋葉区出身=を起用したメッセージプレートを完成させた。県内のコンビニ約870店舗に配布し、「笑わない男」からにらみを利かせてもらう。

 プレートはA4大で、「『コンビニで電子マネーを買って』は詐欺」とのメッセージに、稲垣選手の写真が添えられている。

 「有料サイトの利用料金未納」などを名目にはがきを送り付け、電子マネーでの決済を要求する詐欺は後を絶たない。

 近年はコンビニ店員がレジで被害を未然に阻止する事例が増えているが、詐欺グループ側がこれに新しい手口で対抗。被害者が会計するタイミングでその店舗にうそのクレーム電話をかけ、店員の気をそらそうとする手口が目立つという。

 プレートはレジで客に示すなどして注意喚起に役立ててもらう。県警は「稲垣選手は抜群の知名度で、思わず目が向く」とPR効果に期待している。

出典:新潟日報モア(2020/2/21)
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200221526238.html