被害者宅に北上署員を名乗る男から19日午後「詐欺グループを捕まえたところ、その者たちがリストを持っていた」という内容の電話があった。さらに警視庁特殊詐欺対策センターを名乗る男が「キャッシュカードが偽造されたため、不正使用されないように凍結する必要がある」「再発行の手続きをするため同じ部署の者が伺う」などと伝えた。
その後、被害者宅に男が現れ、被害者は指示されたとおり、キャッシュカードと暗証番号を書いたメモ用紙を男から渡された封筒に入れた。
さらに男から、キャッシュカードを入れた白い封筒に割り印や署名をして保管するように指示されたことから、被害者が台所にボールペンを取りに行き、封筒に割り印や署名をしたところ、男は封筒を置いて被害者宅から立ち去った。
その後、この件を不審に感じた被害者が封筒を確認したところ、封筒の中にはキャッシュカードではなくトレーディングカードが入っていた。キャッシュカードが盗まれたことに気が付いて警察に通報した。
警察に通報後、口座から現金百数十万円が引き出されていたことが判明した。
出典:岩手日報(2020/3/24)
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/3/24/75109