徳島県警が7月に認知した特殊詐欺被害は、5件約338万円(前年同期3件5万円)で、架空料金請求詐欺が4件と、預貯金詐欺が1件だった。
捜査2課によると、架空料金請求詐欺はいずれもショートメッセージや電話で「インターネット利用の未払い料金がある」などと支払いを迫る手口だった。
阿南市の20代男性は、スマートフォンに電話をかけてきた相手の口座に約34万円を振り込んだ。鳴門市の30代男性は、ショートメッセージの電話番号に連絡し、相手の男に60万円分の電子マネーをだまし取られた。
吉野川市の40代女性は、NTTファイナンスの職員を名乗る男に80万円分の電子マネーを買って番号を伝えた。阿波市の40代女性もショートメッセージの連絡先に電話して約14万円の被害に遭った。
預貯金詐欺は、徳島市の80代男性に市職員をかたる男から「後期高齢者保険料の過払い分を返還する」と電話があり、口座番号を告げた。その後、銀行員を名乗る男にキャッシュカードの暗証番号を伝え、自宅を訪れた別の男にカード2枚をだまし取られて計150万円を引き出された。
出典:徳島新聞(2020/8/5)
https://www.topics.or.jp/articles/-/400313