新型コロナウイルスに便乗したニセ電話詐欺被害の未然防止を目指し、佐賀北署(原田崇署長)などは26日、佐賀市のアルタ開成店で啓発活動を実施した。署員と県警友会佐賀北支部の計26人がチラシなど150セットを配布し、買い物客に注意を呼び掛けた。

 県警によると、新型コロナウイルスに便乗したニセ電話詐欺の被害は県内で発生していないものの、今年6月に唐津市で「特別定額給付金」に便乗した不審な電話がかかるなど、複数の署に相談が寄せられている。

 県の条例で毎月26日は「安全安心の日」と定められ、それに合わせて活動を実施。署員らはマスクに「STOP!オレオレ詐欺」と書かれたステッカーを貼り付けて視覚で訴えるとともに、「県内でニセ電話詐欺が多発しています。気をつけて」などと声を掛けた。

 佐賀北署生活安全課の白仁田美保課長は「電話でお金の話は『詐欺』と疑って被害に遭わないようにしてほしい。さらに、周りの人にも呼び掛けてもらいたい」と話した。

出典:佐賀新聞(2020/8/28)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/566060