ことしに入って5月末までに県内で確認された特殊詐欺の被害件数は12件で、被害額はおよそ970万円でした。ここ最近は、還付金詐欺の被害が相次いでいるということで、警察が注意を呼びかけています。

 県警察本部によりますと、ことしに入って5月末までに県内で確認された特殊詐欺の被害件数は12件で、被害額は974万円でした。

 特に5月は還付金詐欺の被害が1週間で3件相次ぎました。

 このうち徳島市の60代の女性のケースでは、自宅に市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の還付金がある。銀行から電話があるので、きょう中に対応してください」と電話がありました。

 その後、銀行のコールセンターの職員を名乗る男からも電話があり、女性は指示に従ってATMでおよそ100万円を振り込みだまし取られたということです。

 警察によりますと還付金詐欺は、ことしに入って全国的に増えているということで、お金に関する不審な電話が来た場合は、詐欺を疑って家族や警察に相談するよう呼びかけています。

出典:NHK NEWS WEB(2021/6/21)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210621/8020011296.html