新型コロナウイルスのワクチン未接種を理由に現金自動預払機(ATM)に誘導する手口で、鳥取市在住の60代女性が現金約100万円をだまし取られる還付金詐欺被害に遭った。鳥取県警が28日に発表した。コロナのワクチン接種を誘い文句に使う詐欺被害は県内で初めてで、県警は注意を呼び掛けている。

 捜査2課によると、女性は24日、医療保険の担当者と名乗る男から電話で還付金があると伝えられ「コロナの注射を打っていない方は、窓口での取り扱いができません。ATMで手続きができます」などと言われた。金融機関のATMコーナーに出向き、金融機関のコールセンター職員をかたる男から電話で指示されるままにATMを操作し、意図せず現金約100万円を振り込んだ。

 その後、男から別の口座の有無を尋ねられたため、キャッシュカードを取りに帰宅。家族に経緯を話すと詐欺を疑われ、通帳を記帳して送金に気付いた。

出典:Yahooニュース(2021/6/28 山陰中央新報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5fd71a84fa4d46bd89fcb2b80893c3b6bdb8ee2