11日から12日にかけ、パソコン画面に表示された「ウイルスに感染しています」というウソのメッセージをきっかけに、札幌市の70代の男性が約110万円分の電子マネーをだまし取られました。
 
 警察によりますと、札幌市白石区の70代の男性が11日午前10時ごろ、自宅のパソコンでアダルトサイトを閲覧中「ウイルスに感染しています」というウソのメッセージと電話番号などが表示されました。

 男性が電話をかけてしまうと、IT関連企業を名乗る男が「ウイルスを除去するにはお金が必要」などと説明、複数のコンビニエンスストアで電子マネーを購入するよう指示しました。

 男性はアダルトサイトを閲覧していたという“後ろめたさ”もあって、誰にも相談できず、言われるままに数件のコンビニエンスストアで数十回、合わせて約110万円分の電子マネーを購入、カード番号を相手に教えてしまい、だまし取られました。

 その後、男性の妻が「夫が誰かとお金の話をずっとしている。何かおかしい」と警察に相談、詐欺被害が発覚しました。

 警察は最近の特殊詐欺について「被害者が他の人に相談しにくい状況を作ったり、複数の店舗で電子マネーを購入するよう指示したりして、発覚を遅らせる手口が増えている。1人で判断することなく、相談して欲しい」と呼びかけています。

1月13日(木)午前10時13分配信

出典:Yahooニュース(2022/1/13 HBCニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba9a5b6880b8e79cb18084a486668a3db0886ddc