新潟県上越市の女性が特殊詐欺で約１６００万円分をだまし取られたとして警察に被害届を出しました。複数回に渡って電子マネーを購入させられそのＩＤをすべて伝えてしまったということです。
被害に遭ったのは上越市に住む６０代の女性です。上越警察署によりますとことし６月中旬ごろ、女性の携帯電話に「本日中に連絡がなければ法的手続きを取る」という内容のショートメールが届きました。女性がメールに記されていた電話番号にかけたところ、男の声で「未払い代金がある」と電子マネーで２～３万円分を要求されました。その後、「あなたの名前で外国で偽ブランド商品が売られており、賠償金を支払わなければならない」などと要求が繰り返されました。要求額はしだいに大きくなり、最終的には１回で１０００万円程度の額を要求されたということです。
女性は７月下旬までに延べ１００店舗以上のコンビニエンスストアで電子マネーを購入し、全てのＩＤを相手に伝えていました。被害の総額は約１６００万円です。不審に思った女性が相手と連絡をとっていた電話番号をインターネットで検索したところ、“詐欺に使用されている電話”とあったことから警察に相談し、だまされていることに気づいたということです。
警察は捜査を続けるとともに不審に思ったらすぐに警察や知人に相談してほしいと呼びかけています。
出典：Yahooニュース(2021/8/4 TeNYテレビ新潟）https://news.yahoo.co.jp/articles/507597edbaf06e6fcfb1a183f1777f7f9b709825
